整形外科
首から下で胸腹部内臓以外の部位全てが対象部位です。
人は誰もが何時かは死を迎えるわけですが、
そのときまで人生を豊かに、最大限の活動が可能となるようお手伝いするのが整形外科医の役割と考えます。
こんなときは整形外科へ
骨が痛むとき
骨にできもの(良性骨腫瘍・骨肉腫等)ができて痛くなることがあります。できものには、良性と悪性のものがあり、手術等で悪いところを取り除く必要があります。
また、高齢者で骨がもろくなると、骨粗鬆症と呼ばれ骨折しやすくなります。
転倒しないように注意し、骨を強くするために予防的な治療が必要になります。
いずれにしても、診断をつけてから確実に適切な治療を受け、日常生活や運動方法についても整形外科医のアドバイスに従ってください。
関節が痛むとき
まず痛みの原因を確かめなければなりません。原因が外傷やスポーツと関係がないか(野球肘やランナー膝)、リウマチではないか、老化によるものか等を診断しなければなりません。それによって治療も異なってきますが、原因としては、年をとったり、体重が増えたりして関節が変形することによる関節痛が最も多く診られます(変形性関節症)。
多くの人は関節のまわりの筋肉の力を強化したり、関節を暖めたり、体重を減らすこと等で症状は軽くなります。しかし、症状が進行すると手術に頼らなければ治らない場合もあります(人工関節等)。
肩こり・腰痛・神経痛のとき
肩こりの場合には首(頸椎)に、腰痛の場合には主に腰(腰椎)に原因がないかレントゲン等で骨の状態を検査します。
また、ときには(稀ですが)癌の転移による痛みもあります。
従ってしっかりした診断のもとに治療することが、早く病気から解放される秘訣です。
頸椎や腰椎に原因がある神経痛や椎間板ヘルニア等では、手足の筋肉がやせて力が弱くなることがあり、MRI検査等にて神経を圧迫している状態が確認されます。